部活や習い事で忙しい小中学生。それに掛け合わせて私達親のオフもなかなか合わない。気付けば家族で何泊もする旅行なんて全く行けなくなっていました(汗
そんな我が家が突然丸一日全員オフに!今回はそんな貴重な5月の連休中日の『【流山発片道2.5時間】養老渓谷&チバニアン&温泉日帰り旅行-大満足のドライブ旅-』を備忘録も兼ねてご紹介させていただきます。

ちなみに、下道ドライブで2.5時間です!
こんな人にピッタリ!
- 自然が好きな人
- 温泉好きな人
- (チバニアン)一緒に歩けて学べる小学生以上
- 歩くのが好きな人
- 虫や生き物が好きな人
- (夏)水遊びが好きな人

2025年5月4日、新緑に山藤の紫色映える清々しい景色が各所で楽しめましたよ♪
養老渓谷&チバニアン温泉日帰り旅行のポイント
養老渓谷欲張りツアーをご検討の際には、ツナグの実体験とその反省に基づき以下の点を踏まえた上で旅程を組み立てることをおすすめいたします。
- 全体的に閉店が早いので朝活推奨
- 昼頃から徐々に混み始めるためやはり朝活推奨
- 温泉で夕飯を食べる予定にはラストオーダーの時間に注意が必要
- 水量によっては濡れる可能性あり。濡れても良い靴の持参推奨
- かつ歩きやすい靴推奨(結構歩きます)
- チバニアンに行く予定であれば長靴の持参推奨
- タオルは必需品
養老渓谷&チバニアン温泉日帰り旅行の流れと内容
駐車場は多少の料金の差はあれど、粟又の滝、養老渓谷駅、中瀬遊歩道、チバニアンと全ての散策スポット付近に複数しっかりと用意されているので安心です!
7:30 養老渓谷に向けて流山を出発
朝7時30分頃に流山を出発。GWの真っ只中にもかかわらず、道路の混雑が気になったのは千葉市通過中のみ。
比較的スムーズに目的地まで到着。
10:00 粟又の滝散策
滑る様な滝を正面から拝んだ後、滝に沿ってある細い道を歩いて登り散策。
正面から、横から、上からとあらゆる角度から楽しめるのも粟又の滝の魅力ですね。
比較的空いていて、ゆっくりと大自然を堪能できました。
網を持って生き物観察している子供達もちらほら。



午後にも覗いたら人で一杯!結論:午前中の内に行っておいて良かった

11:00 中瀬遊歩道、観音橋、二階建てトンネル散策
中瀬遊歩道付近の駐車場に移動し、そこを拠点にして散策。2025年5月時点では、がけ崩れ箇所修復作業中のため立ち入り禁止区域があり中瀬遊歩道を綺麗に一周することは叶いませんでした。
しかし、【観音橋~出世観音→スタートに戻る】と【共栄橋~二階建てトンネル~弘文洞跡→スタートに戻る】で実質約一周?達成!

駐車場の管理人の方が、養老渓谷マップを基に現状を教えてくださいました。
弘文堂跡まで行く途中に、養老川に足を浸して涼みやすい場所もありました。




階段あり、坂ありの結構な距離を歩くコースですが、様々な景色を楽しめるので、飽きません!
12:00 養老渓谷駅で足湯と名物アイスで小休憩
付近のコインパーキングに駐車し直して養老渓谷駅へ。駅舎といい、足湯の切符といい、懐かしい雰囲気満載の養老渓谷駅。
壁越しに小湊鉄道を眺めながら140円で黒湯の足湯に浸かって小休憩。そこにちょうど屋根なしトロッコが到着。
乗りたくなってしまいましたが、本数が少なく家に帰れなくなりそうで今回は見送ることに。



足湯を楽しみつつ眺めた線路は小湊鉄道。とってもレトロでかわいい小湊鉄道は、電車通のキッズにもかなりの人気を博している模様。
乗車をご検討の方は、予め電車の時刻を調べた上で旅程を組み立てることをおすすめします!

養老渓谷駅前に行列をなしていたのは、アイスクリーム屋さん。
いちはら里山ジェラート 400円
このボリュームでこのお値段!無着色・無香料!美味!
運営されているご夫婦の笑顔も優しさも、アイスクリームも別格。
待っている人たちへの配慮も素敵で、子供も「お店の人いい人だね。」なんてコメントしながら、一緒に気持ちよく待ちました。
「ここで食べて良かった!」と心から思えたお店。
ジェラートを製造している里山ファームさんの直売所は、市原市馬立にある様です!
14:30 チバニアン散策
チバニアンの地層は、養老川の増水状況によっては立ち入り禁止となる日も。事前にチバニアンビジターセンターのSNSで見学の可否を確認することをおすすめします。
現在地層見学環境や景観の整備工事のため、2025/7/1~2026/6/30の期間は地層へは立入禁止となっていますが、ビジターセンターは通常開館、地層近くまでのガイドツアーも通常通り実施中。
養老渓谷駅でパパがふと「チバニアンあるじゃん!」とやる気を出したのがきっかけで、特に何の下調べもせず突然向かうことになったチバニアン。
チバニアンは『チバニアン地球磁場逆転地層』と呼ばれ、77万年前に起きた最も新しい地磁気逆転の痕跡が見られる新生代更新世中期の地層が露頭で見られる非常に貴重な場所なのです。
地球史に刻まれた「チバニアン」
「チバニアン」という言葉を聞いたことはありますか?チバニアンは、千葉時代という意味をラテン語にしたものです。
令和2年1月17日、IUGS(国際地質科学連合)により、市原市田淵の地層が地質年代境界の国際基準地(GSSP)として認められたため、今から約77万4千年前~12万9千年前の時代に、「チバニアン」という名称をつけることが決定されました。
これはジュラ紀や白亜紀といった地質年代の名称に、日本の地名が採用されたのは初めての出来事。その証拠となる地層こそが、この市原市の加茂地区田淵にあるのです。
たまたま現地に無料シャトルガイドさんが沢山いらしたので、詳しくお話を聞かせていただくことができました(最終案内でした…汗)。非常に専門的な内容になるので、無料有料に関わらずガイドさんのお話を伺いながら散策することを強くお勧めします。

フラフラしていた筆者家族に気さくに声をかけていただき、本当に助かりました。チバニアンに関する引き出しが凄い!筆者の素朴な疑問も解消していただきました。
より詳しい説明が聞ける有料ガイドもあり、こちらは事前予約が必要です。詳しくはチバニアン公式HPをご参照ください!
もっと長く散策したかったと思えるくらい魅力的な場所でした。
ガイドの皆様はボランティアで年15回もの講義を受講し、ご自身でも知識をアップデートされている素晴らしい方々です。

因みに、チバニアンに向けて養老渓谷駅から歩こうとしましたが、、、途中で断念して引き返しました(遠すぎ)。はじめから車で行くことをお勧めします。地層周辺は、長靴があると散策できる範囲が広がります。長靴着用の方々は川を歩いてらっしゃいました!!
折りたたみできて便利!

安心のロング丈&可愛い!


工事中は、地層間近まで行って川のせせらぎを楽しむことはできませんが、工事完了後(2026年7月)からはより魅力的な景観に生まれ変わり、もっと見学しやすくなるそうです!

ツナグは工事完了後、必ずまた伺いたいと思っております♪
工事の完了が待ち遠しいですね。
16:00 ごりやくの湯
「ご飯も美味しそうだし、お風呂も素敵な景色が楽しめそう!」な、宿泊なしで利用できるごりやくの湯に向かうことに。
趣のある館に素敵な和庭園、その先に見える壮大な景色を堪能しつつ旅の疲れを癒せる大満足の湯でした。
入浴後、さあ夕飯を食べようと思ったら-なんとごりやく食堂は11:00~14:00の営業とのこと!!←ここで気付く

夕飯どころかランチで終了です…。ちゃんと調べて向かわないといけませんね。とにかく美味しそうだったので、次回リベンジしたいと思います。
ごりやくの湯の周辺には、水遊びスポットやハイキングコースもあるので(金神の滝ハイキングコース)、ごりやくの湯周辺で一日ゆっくり過ごすのも素敵ですね。
19:00 夕飯
夕飯を食べそびれたツナグ一家は、「できるなら美味しいご飯を!」と帰り道を走りながらも名店をネットで探しまくりました。しかし気になるお店は全て見事に閉店済み。
しばらく走ってようやくたどり着いたのが地元民に愛される食堂的な場所。
もうお腹がすきすぎて夢中で食し、お店の名前も覚えていないという酷い有様ですが…とってもボリューミーで美味しかったです。誰かが思い出したら追記させてくださいね。
22:00 帰宅(考察)
大した事前調査もせず行き当たりばったりでしたが、思いがけず様々なスポットを満喫することができて、とても充実した一日を過ごすことができました!
しかし、敢えて改善点をお伝えするのであれば、以下の5点です。
- もう少し朝早く出る
- 最初の粟又の滝と最後のごりやくの湯は近所につきセットにした方が効率よし
- 長靴を持参する(チバニアン)
- 昼食も夕飯も早めに予定する
- 利用する温泉は事前に決めておく
特に二点目【最初の粟又の滝と最後のごりやくの湯は近所につきセットにした方が効率よし】はポイントです。
朝早く出る
粟又の滝
ごりやくの湯周辺でハイキング or 川遊び
温泉満喫
ごりやく食堂で昼食
中瀬遊歩道
養老渓谷駅
チバニアン
※川遊び追加につき1日に全部こなせるかは謎
我が家はタイムリミットが1日だったので1日にギュッと盛り込みましたが、養老渓谷周辺には、「宿泊して一つ一つをゆっくりと堪能するのも良いだろうなぁ」と素直に感じられるほどの魅力が沢山詰まっていました。
養老渓谷への旅を終えて
養老渓谷は、あらゆる年代の方々が雄大な自然を楽しみ、知的好奇心をも満たしてくれる貴重な場所であると感じました。お子様連れの場合は、川遊びや山登り/ハイキングをしつつ生き物の観察をするなどアウトドア満喫プランがおすすめ。
今回は養老渓谷でしたが、マザー牧場など千葉県南部への旅は、道の混雑も少なく(千葉市周辺は時間を見た方が良し)ストレスのないドライブが楽しめるのが魅力。
千葉旅は、旅の疲れを最小限に抑えつつ、流山周辺から一泊旅行や日帰り旅行するのにうってつけの旅先の一つといっても過言ではないでしょう。