「小学生になったらどんな環境が準備されているのか?」ー今お子様やお孫さんが未就学児の方々は、これから入学する小学校に対する一つの疑問として、部活動が挙げられるでしょう。「何部があって、いつから活動できるか?」ー全て調べたところ、同じ流山市市内であっても実は様々。しかし、おおまかな仕組みは同じであることが分かりました。

この記事を読めば、流山市内にある小学校の部活動に関してクリアになりますよ!
流山市の部活動のおおまかな仕組み
流山市には、2025年4月現在19校の小学校があります。ツナグ調べによると、そのうちおおぐろの森小学校、市野谷小学校、おおたかの森小学校以外16校が部活動を採用していることが分かりました。
流山市内の小学校の約6割が運動部と吹奏楽部の2本立てで活動しており、運動部には陸上部とミニバスケットボール部があります。

吹奏楽部は年間を通しての活動ですが、運動部は冬~春の一部は陸上競技、夏~秋の一部がミニバスケットボールという様に時期によって活動が異なります(細かい期間に関しては学校に直接お問い合わせください)。
運動部は陸上競技とミニバスケットボール部両方を兼部しても良いし、またはその片方だけに入部しても良いことになっています。
活動期間と活動スケジュール
部活動に参加できるのは、同じ流山市内の小学校でも4年生~5年生と学校によって多少差があります。
そして、その部活動とは現在の親世代が学生時代に経験してきた様な多忙な部活動とは全く異なると言って良いでしょう。
大会前であっても、活動時間の上限と平日5日間のうち1日の部活動休養日が設定されています。土日の練習に関してはない学校も多く、例えあったとしても大会・コンクール前を除き土日のどちらかは休養日にしなければなりません。
活動期間・活動時間は各学校によってかなり幅があります。運動部の活動期間が合計4ヵ月もないような学校も。

どちらかというと、もう少し活動してほしいくらいだという声の方を耳にしますが、先生方の働き方改革もあり、今後小学校の部活動が盛んになるような方向に向かう可能性はかなり低いのではないかと思われます。
部活動の種類が多い流山市内の小学校
陸上部、ミニバスケットボール部、吹奏楽部が流山基本3部活だとして、それ以外の部活が活動する小学校を以下の表にまとめました。
流山基本3部活以外にある部活 | |
---|---|
流山市立流山小学校 | 合唱部 |
流山市立南流山小学校 | 自転車部 |
流山市立江戸川台小学校 | バトン部 |

ただ、流山小学校に関しては、今年度から早くも吹奏楽部が廃部となり、来年度には全ての部活動の廃止が決定されているとのことです。
部活動の種類が少ない流山市内の小学校
陸上部、ミニバスケットボール部、吹奏楽部が流山基本3部活のどれか1つでも欠けている小学校を以下にリストしました。
陸上部 | ミニバスケットボール部 | 吹奏楽部 | |
---|---|---|---|
流山市立東深井小学校 | |||
流山市立向小金小学校 |
部活動の参加率は実際どうなの?
学校あるいは地域によって差がある様ですが、『ほぼ全員が入部するものではない』という認識が大分浸透しており、子供に言わせれば『帰宅部の友達も結構いる』と言えるほどの様です。
中学受験組の増加に伴い、4、5年生で入部しても『6年生では入部しない』生徒も少なくありません。
特に運動部は今後の活動を注視すべし
これまで運動部は、定められた期間は学校により違えど先の大会に向けて練習を重ねてきました。しかし、その大会が運動部の市内小学校陸上競技大会と市内小学校ミニバスケットボール大会に限り令和27年度の実施を最後に廃止となることが決定しております。

「大会で勝つぞ!」等の目標がなくなった後は、どのような目標が掲げられ活動していくのでしょうか?あるいは…『今後の部活動の在り方につきましては、各学校での判断となります』とのことなので、場合によっては廃部となるのも可能性がゼロではないわけです。
ただ、現5年生に関しては、来年度までに部活動環境が激変することはないのではないかと筆者は予測しております(その根拠は、以下流山市公式HPからの引用をご参照ください)。
なぜ令和8年度に廃止・縮小するのか。
行事の廃止や縮小について、全児童・生徒や保護者の皆さまに周知を図る期間とするため、この期間を設けております。既に部活動に入部し、これらの行事へ出場すること等を目標としていたり、作品展において継続的な制作を視野に入れて取り組んだりしている現小学4年生の児童および中学1年生の生徒には、最上級生になったときまで活躍する場や機会を失うことなく確保するため、準備期間を設けたいと考えております。
小学校の部活動はなくなるのか。来年度以降は、新たな部員の募集は行わないのか。
今後の部活動の在り方につきましては、各学校での判断となります。
部活動の存続は学校に委ねられている
【2025年5月7日追記】しかし、流山市教育委員会に問い合わせた所、部活動の存続に関しては完全に各学校の判断に委ねられているとのこと。
現時点で既に、流山小学校や他にも来年度から部活動は行わないと決定されている学校が存在するようです。
現5年生が活躍できる場についても、部活動を2026年度まで存続する近隣学校同士での話し合いになるとのことでした。
まとめ
流山市内の公立中学校では、部活動の地域移行が着々と進んでいます。小学校を含め日本の学校の部活動の在り方は今まさに過渡期を迎えています。
これからどのように変化していくのか?その過渡期にある部活動を暮らしにどのように取り入れていくべきか?、あるいは、部活動以外の選択肢を取るべきか?
ー選択肢が増えるのはとても良いことですが、子育て環境の変化における親の心配は絶えませんね!

記事を作成するにあたり、各学校の部活動方針資料や活動報告、及び実際に通学している友人家族の話、一部教育委員会に直接問い合わせした情報を参照いたしました。
正確な情報配信ができるよう心がけておりますが、万が一情報に不備がございましたら、大変お手数ではございますが、ツナグ流山までご一報いただけますと幸いです。